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紹介コードとは?仕組みと、入力漏れを防ぐ申し込みフォームの作り方

紹介コード(英語では referral code)とは、紹介してくれるお客様ごとに発行する専用の文字列です。紹介リンクとの違いや、入力できる時期と成立の条件の決め方、入力漏れを防ぐ申し込みフォームの作り方を、メルカリと PayPay、米国の Fetch の例とあわせてまとめました。

田中 悠 公開  更新

この記事の要点

  • 紹介コードとは、お客様ごとに発行する専用の文字列で、紹介された人が入力すると誰の紹介かが記録に残ります。
  • 入力できる時期と成立の条件を決め、申し込みフォームの送信前に必ず目に入る位置にコードの入力欄を置きます。
  • 入力漏れや誤りがあると紹介は数えられないため、紹介リンクを開くとコードが自動で入力されるようにします。
目次
  1. 紹介コードとは:誰の紹介かを記録する文字列
  2. 紹介リンク・クーポンコードとの違い
  3. 紹介コードで決めること:形・入力できる時期・成立の条件
  4. 海外の例:米国の Fetch は、一部の利用者が紹介コードを自分で決められる
  5. 申し込みフォームでの受け方
  6. 特典を設けるときの景品表示法
  7. おわりに

紹介コード(英語では referral code)とは、紹介してくれるお客様ごとに発行する専用の文字列です。紹介された人が申し込みのときに入力すると、誰の紹介かが記録に残ります。記録があれば、紹介した人に特典を届けられます。紹介の数も分かるので、特典の額が見合っているかも確認できます。

この記事では、紹介リンクとの違いと、紹介コードをつくるときに決めることを説明します。メルカリと PayPay、米国の Fetch の例も紹介します。

紹介コードとは:誰の紹介かを記録する文字列

紹介コードは、目に見えない口コミに、識別子を付与する仕組みです。(関連記事:口コミマーケティングとは?広がる4つのフェーズと増やす5つの手順)たとえば、お客様のAさんに「KM7P3QXR」というコードを渡しておきます。Aさんの友人が申し込みのときにこのコードを入力すると、Aさんの紹介だと分かります。

紹介から特典までは、次の4つのフェーズで進みます。

  1. 共有: お客様が、自分のコードを友人に送ります。
  2. 入力: 紹介された人が、申し込みのときにコードを入力します。
  3. 成立: 申し込みや初回の購入など、決めた条件を満たすと紹介が成立します。
  4. 特典: 紹介した人や紹介された人に、特典を届けます。

紹介が記録に残るのは、2つ目の入力のフェーズです。ここで入力漏れや入力ミスがあると、紹介があっても数えられません。

紹介リンク・クーポンコードとの違い

紹介コードとよく比べられるのが、紹介リンクとクーポンコードです。違いは、紹介された人の手間と、誰の紹介かが分かるかどうかです。

紹介コード紹介リンククーポンコード
紹介された人の手間申し込みで入力リンクをクリックするだけ申し込みで入力
誰の紹介か分かる分かる全員共通なら分からない
向いている場面口頭や短い文で伝えるスマホで送る割引の案内

紹介リンクは、紹介コードを含んだ URL です。

記録する方法の比較は、リファラルマーケティングの記事の「紹介を記録する方法」にまとめています。

紹介コードと招待コードは、呼び方の違い

どちらも、誰の紹介かを記録する文字列で、呼び方が違うだけです。メルカリは「招待コード」、PayPay は「紹介コード」と呼んでいます。

紹介コードで決めること:形・入力できる時期・成立の条件

コードの形

自動で発行する英数字にするか、お客様が自分で決める文字列にするかを選びます。自動で発行するなら、見分けにくい文字を除くと入力ミスが減ります。0とO、1とIなどです。

入力できる時期

コードを入力できる時期は、会社によって分かれています。メルカリのヘルプには「会員登録後に招待コードの入力はできません」とあります。

PayPay のヘルプでは、2024年6月5日9:00以降の新規登録なら、60日以内は紹介コードを後から登録できます。時期を広げると、入力し忘れた人を救えます。

成立の条件

何をしたら紹介が成立するかも決めます。(関連記事:紹介キャンペーンの企画書の書き方|テンプレートと、承認で聞かれる特典と費用)メルカリのヘルプでは、招待コードを入力して新規会員登録を終えると、2人それぞれに500円分のポイントが付与されます。PayPay は、登録後60日以内に1回で1,000円以上の決済を終えることを条件にしています。

メルカリPayPayFetch
入力できる時期会員登録の途中だけ登録後60日以内最初のレシートの前
成立の条件新規会員登録1回1,000円以上の決済レシートを撮る
特典を受け取る人両方両方両方

※2026年10月時点の公開情報をもとに編集部が整理。各社とは関係ありません。
条件は変わることがあるため、最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。

海外の例:米国の Fetch は、一部の利用者が紹介コードを自分で決められる

Fetch は、買い物のレシートを撮るとポイントがたまる米国のアプリです。ためたポイントは、ギフトカードなどに換えられます。公式サイトでは「America's Rewards App」と名乗っています。紹介の仕組みのヘルプによると、友人が紹介コードを使って登録し、レシートを撮ると、2人ともポイントを受け取れます。

Fetch では一部の利用者が、自動で発行されたコードとは別に、自分で決めたコードを作れます。使える文字は英字と数字と5つの記号で、ほかの人が先に使ったコードは登録できません。人を不快にさせる語、誤解を招く語、ブランドを装う語も使えません。

コードを変えたときの扱いも決めています。Fetch のヘルプによると、自分で決めたコードを変えられるのは180日に1回です。変える前のコードも、90日は使えます。最初に自動で発行されたコードは、期限なく使えます。SNS に長く残る投稿には、期限のない自動発行のコードを載せておくと安心です。(関連記事:ステマ規制とは?紹介や口コミのお願いで、どこまでなら大丈夫か)

入力できる時期は、登録からの日数ではなく、最初の行動で区切っています。Fetch のヘルプによると、最初のレシートを撮る前なら、登録のあとでも Profile タブからコードを入力できます。別のヘルプによると、レシートを撮ったあとに入力したコードでは、どちらにもポイントは付与されません。

お客様がコードを自分で決められるようにするなら、変えたあとも前のコードを使える期間を決めておきます。入力の締め切りは、日数のほかに「初回の購入まで」のように行動で決める方法もあります。

申し込みフォームでの受け方

コードの入力欄は、申し込みや予約のフォームの中に置きます。名前やメールアドレスの近くなど、送信の前に必ず目に入る位置にします。欄の名前は「紹介コード(お持ちの方)」のように、一目で分かる書き方にします。

PayPay のヘルプによると、入力した紹介コードに誤りがあると反映されない、とされています。

入力漏れと入力ミスは、案内の仕方でも減らせます。

  • 紹介をお願いするときに「申し込みのときにコード欄へ入力してください」とひと言添える
  • メッセージでは、コードを前後の文と分けて1行で送れるようにする
  • 紹介リンクを開いたら、コード欄に自動で入力されるようにする

LINE や外部の予約サイトの中だけで申し込みが終わると、自社では紹介を記録しにくくなります。紹介は、自社の申し込みページで受けます。紹介リンクも、自社のページへ案内します。

特典を設けると、別のアカウントで自分を紹介する不正も起こりえます。防ぎ方は、紹介キャンペーンのやり方の「ステップ5:不正を防ぐルールを決める」にまとめています。

特典を設けるときの景品表示法

紹介コードに特典を設けるなら、景品表示法(景表法)の確認が必要です。紹介した人へのお礼について、消費者庁の「景品に関するQ&A」のQ31は次のように答えています。

自己の供給する商品又は役務の購入者を紹介してくれた人(紹介者)に対する謝礼は、取引に付随する提供に当たらず、景品類には該当しません。ただし、紹介者を自己の供給する商品又は役務の購入者に限定する場合には、取引に付随する提供となり、景品類に該当し、通常、総付景品の規制の対象となります。

この記事の例のように、購入したお客様にだけ紹介コードを配る形は、後半のただし書きに当たる可能性があります。規約で限っていなくても、案内を主に購入者に届ける形は、当たる可能性があります。Q10は、取引を条件にしなくても、取引の相手方を主たる対象として行う提供は取引に付随するとしています。たとえば、マイページや注文確認メールにだけ紹介コードを置く形です。

総付景品の上限は、取引の価額が1,000円未満なら200円、1,000円以上なら取引の価額の10分の2です(消費者庁)。紹介者を過去の購入者に限る場合、取引の価額は過去の購入額ではありません。Q31 では、「この企画を告知した後に発生し得る通常の取引のうち最低のもの」とされています。

購入したうえで紹介することが条件の場合の取引の価額や、紹介された人への特典の扱い、計算例は、「紹介キャンペーンと景表法」にまとめています。

おわりに

まずは、入力できる時期と成立の条件を決め、申し込みフォームにコード欄を置くところから始めてください。

Jolt Me について Jolt Me は、友だち紹介プログラムの立ち上げから特典のお届けまでを自動化する、リファラルマーケティングプラットフォームです。紹介コードの発行、成果の計測、特典の配布、不正の検知までを管理画面ひとつで運用でき、EC・D2C、アプリ・SaaS、スクール、フィットネス・サロンなど幅広い業種で導入いただけます。

監修者

田中 悠

田中 悠

株式会社AREYO 代表取締役CEO

BtoC 向けのリファラルマーケティングプラットフォーム「Jolt Me」を通じて、紹介プログラムの戦略策定から導入までを多方面から支援。

紹介が属人化・形骸化しやすい構造に向き合い、お客様から自然と紹介が生まれる仕組みづくりに尽力。

<<主な略歴>>

キヤノン株式会社に新卒入社後、一眼レフカメラのグローバルマーケティングを担当。その後、株式会社プレイドに参画し、セールス、カスタマーサクセス、プロダクトマネジメントを横断し、主にアパレル企業のCX向上を支援。2020年6月より株式会社バニッシュ・スタンダードに参画し、執行役員としてビジネス全体を統括。2025年4月株式会社AREYO創業。

愛媛県松山市出身。みかん好き。

Jolt Me サービス紹介資料

この資料でわかること

  • なぜいま「紹介」なのか
  • Jolt Me の仕組みと、できること
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