1. Jolt Me
  2. お役立ち記事
  3. 基礎知識

アンバサダーマーケティングとは?ファンとの違いと、無理なく始める手順

アンバサダーマーケティングとは、商品を気に入っているお客様に役目を依頼し、続けて広めてもらうマーケティングです。ファンやインフルエンサーとの違い、集め方と始める5つの手順を、海外の lululemon の例とあわせてまとめました。

田中 悠 公開  更新

この記事の要点

  • アンバサダーマーケティングとは、商品を気に入っているお客様に役目を依頼し、続けて広めてもらうマーケティングです。
  • よく使っていてNPSで9〜10点をつけたお客様を候補にし、役目を1〜2つに絞って期間を決めます。
  • アンバサダーごとに紹介リンクまたは紹介コードを分けて渡すと、誰の紹介で何人が申し込んだかを数えられます。
目次
  1. アンバサダーマーケティングとは:熱心なお客様に、役目を決めて広めてもらうこと
  2. ファン・インフルエンサー・紹介との違い
  3. アンバサダーの集め方:招く・公募・選抜の3つ
  4. 始める5つの手順:候補を選んでから、効果を測るまで
  5. お礼を渡すときに確認すること
  6. 海外の例:lululemon は、アンバサダーを地域のロールモデルと位置づける
  7. アンバサダーから紹介につなげる

アンバサダーマーケティングとは、商品やブランドを気に入っているお客様に「アンバサダー」という役目を依頼し、続けて広めてもらうマーケティングです。インフルエンサーに1回ずつ依頼するのと違い、熱心なお客様と期間を決めて関係を結び、依頼することを先に決めておきます。

ファンの見つけ方はファンマーケティングとは?で扱ったので、この記事では「見つけたファンに何を依頼するか」に絞ります。

アンバサダーマーケティングとは:熱心なお客様に、役目を決めて広めてもらうこと

アンバサダーは英語で「大使」のことです。ブランドの代わりに、その良さを周りの人に伝える役目を指します。

ファンに「よかったら広めてください」と伝えるだけでは、何をすればよいかが分かりません。アンバサダーという役目にすると、依頼すること・期間・お礼が先に決まります。依頼された側も、引き受けるかどうかを決めやすくなります。

役目には、たとえば次のようなものがあります。

  • 新しい商品を先に試し、感想を SNS に投稿する
  • 使い方のコツを、ほかのお客様に教える
  • 知り合いに紹介リンクを送る
  • 新しい商品やメニューの相談に乗る

全部を1人に依頼する必要はありません。最初は1〜2つに絞ります。

ファン・インフルエンサー・紹介との違い

アンバサダーは、ファンの中から役目を引き受けてくれた人です。インフルエンサーや紹介してくれるお客様とは、依頼することと関係の長さが違います。

言葉どんな人か依頼すること関係の期間
ファン強い愛着を持つお客様決めていない続く
アンバサダー役目を引き受けたファン決めた役目期間を決めて続ける
インフルエンサーフォロワーの多い発信者投稿1回ごと依頼ごと
紹介してくれるお客様知り合いに勧める人紹介紹介のたび

インフルエンサーは、まだブランドを知らない多くの人に届けたいときに向いています。アンバサダーは、使い続けている人の実感を伝えたいときに向いています。紹介は、アンバサダーの役目の1つとして依頼することもできます。

紹介の仕組みはリファラルマーケティングとは?で、お客様の投稿の集め方はUGCマーケティングとは?でまとめています。

アンバサダーの集め方:招く・公募・選抜の3つ

初めてなら、今のお客様から招くのが始めやすい方法です。

集め方進め方向いている場面
招く熱心なお客様に声をかける最初の数人を集める
公募応募ページで募る人数を増やしたい
選抜応募から条件で選ぶ役目に合う人を選びたい

招く

購入の回数や NPS の回答から候補を選び、メールや SNS のメッセージで声をかけます。お客様の情報を使う前に、プライバシーポリシーの利用目的に含まれているか確認します。すでに好きでいてくれる人なので、役目の説明から始められます。

公募

サイトや SNS に応募ページを置き、お客様でない人も含めて誰でも応募できるようにします。役目・期間・お礼は、応募ページに先に書いておきます。

選抜

公募で集まった人から、条件で選びます。条件は、利用を続けている期間や、役目に合う発信をしているかなどです。選ばなかった人にも結果を伝えます。

始める5つの手順:候補を選んでから、効果を測るまで

  1. 候補を選ぶ:利用データと NPS を重ね、よく使っていて NPS で9〜10点と回答した人を候補にします。NPS の聞き方はNPSとは?で扱っています。
  2. 役目を決める:依頼することを1〜2つに絞り、期間を決めます。たとえば「3か月、新商品が発売されたら試して投稿する」のように書きます。
  3. お礼の形を決める:新商品の先行体験、オンラインの限定イベントへの招待、割引、紹介の成果に応じた報酬などから選びます。
  4. 投稿の決まりを伝える:ブランドから投稿を依頼するなら、お礼を渡すかどうかにかかわらず、依頼された投稿だと分かる表示を記載してもらいます。(関連記事:ステマ規制とは?紹介や口コミのお願いで、どこまでなら大丈夫か)役目・期間・お礼と投稿の決まりは、引き受けてもらう前に文書で渡します。
  5. 効果を測る:アンバサダーごとに紹介リンクまたは紹介コードを分けて渡すと、誰の紹介で何人が申し込んだかを数えられます(紹介コードとは?)。投稿の数と紹介経由の申し込みの数を、毎月同じ日に数えます。

期間が終わったら、続けてくれた人には次の期間をお願いします。活動が途絶えた人には、役目を変えて声をかけ直します。

お礼を渡すときに確認すること

投稿を依頼するときは、広告だと分かる表示を記載してもらいます。表示の書き方はUGCマーケティングの記事で、紹介にお礼を渡すときの上限の考え方は紹介キャンペーンと景表法でまとめています。

海外の例:lululemon は、アンバサダーを地域のロールモデルと位置づける

lululemon(ルルレモン)は、企業サイトのコミュニティの取り組みを紹介するページで、アンバサダー制度を説明しています(lululemon Community Engagement、2026年10月17日時点)。

制度の説明は「Our ambassador program creates ongoing partnerships with values-driven role models in our communities」です。地域で、自分の価値観を大切にして動く手本となる人と、続く関係を結ぶ制度だという意味です。アンバサダーの幅は「from local influencers to professional athletes」、つまり地域のインフルエンサーからプロのアスリートまでとしています。

編集部の解釈では、説明の中心は投稿の回数ではなく、価値観と続く関係に置かれています。また、インフルエンサーもアンバサダーに含まれています。上の表は、相手の種類ではなく「1回ごとの依頼か、続く関係か」で分けて読むと使いやすくなります。

小さなブランドなら、応募ページや招待のメールの冒頭に「どんな人に、どんな関係を続けてほしいか」を1文で書くところから真似できます。

アンバサダーから紹介につなげる

アンバサダーの役目に紹介を加えると、投稿で興味を持った人を、新しいお客様として迎えるところまでつなげられます。

紹介は、最初から依頼しなくてもかまいません。投稿を続けてくれたアンバサダーに、次の期間の役目として紹介を足します。特典の額と渡し方はリファラルマーケティングとは?を、報酬を設けるなら、紹介キャンペーンと景表法の記事にある Q31 の説明を確認してから決めます。

まずは、NPS で9〜10点と回答したお客様から数人を選び、役目を1つ決めて声をかけるところから始めます。

Jolt Me について Jolt Me は、友だち紹介プログラムの立ち上げから特典のお届けまでを自動化する、リファラルマーケティングプラットフォームです。紹介コードの発行、成果の計測、特典の配布、不正の検知までを管理画面ひとつで運用でき、EC・D2C、アプリ・SaaS、スクール、フィットネス・サロンなど幅広い業種で導入いただけます。

監修者

田中 悠

田中 悠

株式会社AREYO 代表取締役CEO

BtoC 向けのリファラルマーケティングプラットフォーム「Jolt Me」を通じて、紹介プログラムの戦略策定から導入までを多方面から支援。

紹介が属人化・形骸化しやすい構造に向き合い、お客様から自然と紹介が生まれる仕組みづくりに尽力。

<<主な略歴>>

キヤノン株式会社に新卒入社後、一眼レフカメラのグローバルマーケティングを担当。その後、株式会社プレイドに参画し、セールス、カスタマーサクセス、プロダクトマネジメントを横断し、主にアパレル企業のCX向上を支援。2020年6月より株式会社バニッシュ・スタンダードに参画し、執行役員としてビジネス全体を統括。2025年4月株式会社AREYO創業。

愛媛県松山市出身。みかん好き。

Jolt Me サービス紹介資料

この資料でわかること

  • なぜいま「紹介」なのか
  • Jolt Me の仕組みと、できること
  • 業種別の活用例と、紹介プログラム設計のコツ
  • 料金プランと、導入の流れ

あわせて読みたい

記事一覧へ