この記事の要点
- 紹介キャンペーンの告知とは、お客様に紹介の頼みと特典の条件を届けることです。
- 告知文には、特典・付与条件・渡す時期・対象外・期限の5項目を入れます。
- 告知はサービスの良さを感じた直後に出し、締め切り前にもう一度届けます。
目次
紹介キャンペーンの告知とは、今のお客様に「知人を紹介してほしい」という頼みと、特典の条件を届けることです。告知文には、特典・付与条件・特典を渡す時期・対象外・期限の5項目を必ず入れます。出す時期は、お客様がサービスの良さを感じた直後です。
この記事では、メール・LINE 公式アカウント・アプリのお知らせ・購入完了画面・サイトのバナーごとに、自社向けに直して使える文面の例と出す時期をまとめます。紹介した人が知人に送る共有文の例も載せています。キャンペーン全体の組み立て方は、紹介キャンペーンのやり方|企画から告知・計測までの7ステップにまとめています。
告知文に入れる5項目:特典・付与条件・渡す時期・対象外・期限

告知文は、読んだお客様が問い合わせをしなくても紹介できるように書きます。条件を別のページや小さな文字に回すと、「もらえると思っていた」という問い合わせのもとになるからです。
必ず入れるのは、次の5項目です。
- 特典:紹介した人と紹介された人に、それぞれ何を渡すか
- 付与条件:紹介された人が何をしたら紹介の成立とするか(初回の購入、2か月目の支払いなど)
- 渡す時期:成立の直後か、翌月か
- 対象外:自分自身の紹介、すでに利用している人など
- 期限:いつまでの紹介を対象にするか。1人が紹介できる人数に上限を設けるなら、それも書く
5項目は、告知文を書く前の企画の段階で決めておきます。社内の承認を取るなら、紹介キャンペーンの企画書の書き方のテンプレートにそのまま書き込めます。
特典の額を書く前に、紹介できる人を誰にするかも確認しておきます。消費者庁の景品に関するQ&A(Q31)は、紹介者を「購入者に限定する場合」には、紹介した人への謝礼は「景品類に該当し、通常、総付景品の規制の対象となります」と説明しています。上限の考え方は紹介キャンペーンと景表法にまとめています。
告知を出すのは、サービスの良さを感じた直後

告知は、お客様が「人に勧めたい」と思える体験をしたあとに届けます。使い始める前に特典の話をされても、まだ人に勧める理由がないからです。
サービスの型ごとに、告知を出す時期の例を並べます。
| サービスの型 | 告知を出す時期の例 |
|---|---|
| EC・D2C | 2回目の購入の直後 |
| アプリ | 主な機能を初めて使い終えた直後 |
| サブスク・定期便 | 2回目の支払いのあと |
| スクール・レッスン | 3回目の受講のあと |
どの型でも、1〜3回目の利用を終えて、サービスの良さを一度感じたあとが目安です。
1回目の告知のあとは、締め切り前のリマインドまで、同じお客様に同じ告知を送らないようにします。
チャネル別の告知文の例:メール・LINE・アプリ・購入完了画面・バナー

チャネルごとに、読んでもらえる文字の量と、置けるものが違います。5項目を全部書けるのは、メールと詳細ページだけです。短いチャネルでは特典と期限だけを伝え、詳細ページへ案内します。
| チャネル | 文面の長さ | 出す時期 | 置くもの |
|---|---|---|---|
| メール | 長め | 初回利用後・2回目の購入後 | 紹介リンク・紹介コード |
| LINE 公式アカウント | 3〜4行 | 利用後のメッセージ | 詳細ページへのリンク |
| アプリのお知らせ | 2〜3行 | 利用の直後 | 紹介画面への入口 |
| 購入完了画面 | 1〜2行 | 2回目以降の購入の直後 | 紹介リンクのボタン |
| サイトのバナー | 1行 | 期間中 | 詳細ページへのリンク |
以下の文面の【 】は、自社の内容に置き換えてください。
メール
紹介リンクと紹介コードは、お客様ごとに違うものを差し込みます。
件名:【お友だち紹介キャンペーン】〇〇を紹介すると、おふたりに【特典】
いつも〇〇をご利用いただき、ありがとうございます。
〇〇をお友だちに紹介していただくと、紹介した方と紹介された方の両方に【特典】をお渡しします。
■ 特典:紹介した方に【特典】、紹介された方に【特典】
■ 条件:紹介された方が、下のリンクから初めてご購入されたとき
■ お渡しの時期:ご購入の【翌月10日】まで
■ 対象外:ご自身のご紹介、すでにご利用中の方
■ 期間:【12月31日】のご購入まで
あなたの紹介リンク:【URL】
紹介コード:HANA7K3P
配信元:【会社名】/配信停止:【URL】
LINE 公式アカウント
LINE では特典と期限だけを書き、条件は詳細ページに置きます。
【お友だち紹介キャンペーン】
〇〇をお友だちに紹介すると、おふたりに【特典】をお渡しします。
期間は【12月31日】まで。条件と紹介リンクはこちら→【詳細ページのURL】
LINE から申し込んだ人を紹介として数えるには、詳細ページの紹介リンクか、申し込みフォームのコード欄を通る形にしておきます。
アプリのお知らせ
アプリでは、お知らせをタップすると紹介画面が開くようにします。紹介リンクのコピーや共有は、その画面で済むようにします。
お友だちを紹介して【特典】をもらおう
紹介された方が初めて【〇〇】を終えると、おふたりに【特典】。【12月31日】まで。
購入完了画面
購入完了画面の告知は、2回目以降の購入のときに出します。初めての購入では、お客様はまだ商品を使っていないからです。
ご購入ありがとうございます。〇〇をお友だちにも紹介しませんか。紹介された方が初めてご購入されると、おふたりに【特典】をお渡しします(【12月31日】まで)。
[紹介リンクをコピー]
サイトのバナー
バナーは、まだお客様になっていない人も見ます。誰が紹介できるのかを詳細ページの冒頭に書いておきます。
お友だち紹介で、おふたりに【特典】|【12月31日】まで
SNS の投稿で広く呼びかける形は、SNSキャンペーンとは?4つの種類と、新しいお客様につなげるやり方で扱っています。
紹介した人が送る共有文は、短く、特典があることを書いておく

紹介は、お客様が知人に送って初めて起きます。送る文面を用意しておくと、お客様が文章を考える手間が減ります。
共有文で押さえるのは、次の4点です。
- 3行以内に収める
- 特典があること(紹介した人にもあること)と、その期限を書く
- 紹介リンクを最後に置く
- お客様が自分の感想を書き足せる余白を残す
私が使っている〇〇、よかったら試してみて。このリンクから初めて申し込むと【特典】がもらえるよ(【12月31日】まで)。紹介すると私にも特典があります。
【紹介リンク】
特典があることを書いておくと、受け取った人は条件を知ったうえで申し込めます。申し込みのときに紹介コードを入力してもらう形なら、共有文にコードも書いておきます。入力漏れを防ぐフォームの作り方は、紹介コードとは?仕組みと、入力漏れを防ぐ申し込みフォームの作り方にまとめています。
1回で終わらせず、締め切り前にもう一度届けて反応を測る

期間を区切ったキャンペーンでは、締め切りの前にもう一度知らせます。1回目の告知を読んだときに、紹介したい相手がすぐに思い浮かばない人もいるからです。
届け方の手順は、次のとおりです。
- 開始時に、すでに利用しているお客様へ、メールと LINE 公式アカウントで1回目を送る
- 締め切りの1週間前に、期限を目立たせたリマインドを送る
- 締め切りの前日に、購入完了画面とバナーの文面を「明日まで」に変える
【あと7日】お友だち紹介キャンペーンは【12月31日】までです。紹介された方が期間中に初めてご購入されると、おふたりに【特典】をお渡しします。紹介リンク:【URL】
反応は、告知から申し込みまでの流れに沿って3つの数字で見ます。
- 開封:告知のメールが読まれたか
- クリック:紹介リンクや詳細ページへのリンクがクリックされたか
- 紹介コードの利用:紹介から申し込みがあったか
チャネルごとに詳細ページの URL を分けておくと、どのチャネルから紹介が生まれたかを比べられます。直すときは、文面か出す時期のどちらか1か所だけを変えます。両方を同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなるからです。
まずはメール1通分の告知文を、5項目で書いてみてください。そこから短く削れば、LINE やアプリ、バナーの文面ができあがります。
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